2009-08-31

Stencil Buttons

ステンシルボタンと言えば1800's代の陶器製のチャイナ(China)やキャリコ(Calico)Buttonを想像しますが、こちらは50's~のアルミ製ステンシルボタン。カラフルな色合いですがしつこくない自己主張。手の込んだ仕事です。
で、長年お供するとこんな感じに剥げてきます。この感じがいいんです。

2009-08-28

SWEET-ORR 3

SWEET-ORRの中でも好きな4つ穴ボタン。
ブラスと樹脂のカシメ型。1930's~と推測します。サスペンダー用ボタンやワークパンツのボタンです。
ボタン製造業の私としてはなかなか難しい仕事ではありますが、どこかのメーカーさんがオーダーしてくれたらと密かに思っております....

2009-08-27

SWEET-ORR 2

ベタですが、6人の男たち。パンツを思いっきり引っ張ってます。でも破れません!!それがアドにも自信たっぷりに公開しているところがいいんですが、リーバイスはTwo Horse markを採用しています。2頭の馬と6人の男はどちらが力があるんでしょう?調べてみればこういう事です→馬力を単位として制定したのは、蒸気機関を発明したジェームス・ワット。蒸気機関を導入する工場が増えたため「公正な使用料を徴収するために、性能が客観的にわかる単位」が必要だったというわけ。馬がどれくらいの仕事をするのか調べてみると、175ポンドの力で1分間に188フィート歩いた。だから、2つの数値をかけて、毎分約33000フィートポンド。これを、ワットは1馬力と決めたわけ。なるほどと思いながら...
どちらに力があるのではなく、自社ブランドの品質をアピールするために必要なトレードマークには違いないと感じました。

2009-08-26

SWEET-ORR

スウィートオールSWEET-ORR
個人的に好きなメーカーです。ボタンに関しても数多いデザインがあり、スペードマークや6人の男がパンツを引っ張るトレードマーク、機関車ロゴ等。
今回は定番とも言えるカンパニーロゴです。

2009-08-25

RAILROAD BUTTON 2


レイルロードボタンつながりでアップします。鉄道員のジャケットやベストなんかに付いていたかなり古いボタン達。1850's〜1900's以降の物。鉄道ボタンはワークウェアブランドのボタン達よりも大きく、そして重くロー付けまでしてあったりとしっかりとした物作り。当時の労働者の階級までもが見えてくるような気がします。鉄道会社は1890年代以降、倒産や吸収、合併が続きます。今は亡き、企業のレアなボタンがあれば紹介したいと思います。
もしかすると鉄オタになるかもしれません。~Button Works~

2009-08-24

RAILROAD BUTTON COLLECTION



LA在住の古くからの友人が、以前送ってくれたものです。
比較的に新しい現行のボタン達ですが、おそらくUSAボタンメーカーのウォーターバリー(Waterbury)でしょう。裏の刻印が見れないのが残念。ボタンで鉄道会社をコレクションするところがアメリカらしいというか...なかなか洒落てます。よ〜く見るとSANTA FEがSANTE FEになってる。これもアメリカらしい愛嬌という事で許しましょう。素材や仕様は同じ物なのに企業ロゴやデザインが違うとこんなにも表情が変化します。これがボタンの凄いところです。
ちなみに私は鉄オタではありません。

2009-08-22

FINCK'S

フィンクスのボタン達。ブタのアドバタイジングで有名ですが。
当時ではあまり採用しなかったヘコ型のロゴ(上部右)。
40's以降のタックボタンやドットボタンにはよくありますが、チェンジではあまり見ないプレスです。
DETROIT SPECIALロゴが社の自信を感じさせます。

2009-08-21

Crown Overall 2

こちらもCrown Overall
中央にB&Lのロゴがありスモールチェンジですので1900's中半から1910's前半の物と推測されます。

2009-08-20

Crown Overall

クラウンオーバーオールのチェンジとタックボタンたち。
チェンジのクラウンマークは手の込んだ作りです。細かい部分のデコボコ感がいい感じ。
CROWN OVERALLロゴよりも、トレードマークでもある王冠の大きな丸い部分3個が膨らんでいます。
偶々なのかデザインなのかは不明ですが...
下のタックボタンはカバーオールやオーバーオールに付けられていた比較的新しいクラウンボタンです。
1930s~以降、ヘッドライトと今で言う業務提携を行い、のちにカーハート社に買収されますが数多いワークウェアブランドの中のトップ10にも入るセンス溢れるブランドでした。

2009-08-18

HEADLIGHT


ラーンドカーター社のヘッドライト。上の3個は、ほぼ1920's~のデッドストック(Dead Stock)です。
真鍮(BRASS)の劣化具合でこんなにも変化していきます。とても味があります...
当時の労働者たちの汗が滲んだボタン達。
次回はやはりCrown Overallでしょう。

2009-08-12

Carhartt

王道のカーハート。チェンジボタンに刻まれるCARとHEARTは2つ合わせてCARHARTT。
ハート型は1900's~にはすでに存在したボタンでCARとHEARTロゴは40's以降も様々なワークウェアに刻まれています。
カーハートは労働者側に立つ企業だった事は有名ですが
"ORGANIZED LABOR'S FRIEND"ロゴでよくわかります。
他にも色々なデザインがありますが、また次の機会にご紹介します。
一番下は2本爪のタックボタン。

Button Works




ビンテージボタン Vintage Buttonのブログをスタートしました。
仕事柄、ボタンを扱っていると現代より1900's~のワークウェアブランドのボタンには独特の味があります。
そんなボタン達を少しずつ紹介していきます。
写真はファッション雑誌等で活躍中のPhotographer中田敬太君です。
中田君の格好いい写真でブログスタートができました。Thanks.